この記事に到達したあなたはおそらく
鬱と診断された、もしくは鬱なのかな?と自覚している方ではないでしょうか?
そしてこうも思っているはず。
- その今抱えている鬱病を改善させたい、治したい。。。
- 人にされた事を思い出し苦しんでる。
- 自分が人にした事を思い出し苦しんでる。
- 希死念慮から解放されたい。
- etc,,,
鬱とは心の大病であり決して軟弱者がなるものではありません。
かくゆう私はかつて陸上自衛隊でレンジャー訓練を経験をしていて
精神力の強さは人並み以上という社会的な評価があります。
そんな僕であっても鬱になってしまうんです。
そして鬱になってしまうと治すのに1年以上はかかると思っていてください。
ちなみに僕は2年以上かかっています。
今もまだ治療中です。
僕は別に医者でもなくそういった資格もないので偉そうな事は言えませんが、
言えるのは体験談に基づいた事しか言えませんが、、、
うつ病というのは言ってしまえは心の骨折だと思っています。
見事にボキッとへし折れた心の骨折です。
なかなか治りません。
骨が引っ付いたと思っても完全に治るには相当な時間がかかるのです。
うつ病を治す心構えとして重要なことは
自分がうつ病なんだと自覚する事、そして
些細な心の変化にも気づいてあげるくらい自分自身に向き合ってあげる事です。
この記事では筆者である僕自身も鬱「診断されたわけではない」になりそれとどう向き合い
克服していったのかを段階的に説明していきます。
特に昨今のコロナ事情により心を病んでしまってる方は多いと思います。
僕が鬱になった原因もまさにそれです。
そんな方に特に読んで欲しい記事となっています。
まずはじめにこの記事まで到達したあなたに伝えたい事があります。
偉いです。よく頑張りました。
鬱になるまで無理をしました。
人のために頑張りました。
自分のために頑張りました。
そして、
治したいという気持ち、それでけではなくその気持ちをも行動に移せているのですから。
それだけで十分賞賛に当たりますよ。
僕もその気持ちに応えられるようにこの記事を書いていきますね。
それでは最後までお付き合いください。
なぜ僕が鬱になったのか
過去をさかのぼり、なぜ僕が鬱になってしまったのかを振り返ります。
少し自分語りになってしまい申し訳ありませんが。
この章を読んでもらう事でなぜあなたが鬱になってしまったのかを向き合うきっかけとなって欲しいのです。
それでは話します。
この記事を書いてる日から約2年前のこと。
当時僕は日本の堅苦しい社会から抜け出し海外へ旅をしていろんな経験をしようと希望に満ちていました。
海外渡航を思い立ってから即座に正社員だった会社を辞めて
フィリピン留学やオーストラリアワーホリで海外生活を謳歌してました。
その後一旦帰国し、
日本ではリゾートバイトという働き方で住み込みでリゾート地で稼ぎながら
英語の勉強もし、2020年の4月に30歳という年齢制限もあり人生最後のカナダワーキングホリデーに挑戦しました。
しかし、
最悪なことにこの時期はコロナ第一波の時期で、カナダに渡航するなり現地はロックダウン状態で外はまさにゴーストタウン。
学級閉鎖に加え現地人ですら職場を一時解雇される状況に。
こんな状態で僕は現地で仕事なんか見つけられる自信もなく、
もしコロナ陽性にでもなってしまったら入院費用1日1000ドル「約10万円」請求されてしまう、、
現地の契約した格安保険ではまかないきれず借金まみれになるリスクを恐れ帰国の決断を余儀なくされたのでした。
これで僕の人生最後のワーホリ人生は3週間と数日で幕を下ろしたのです。
帰国の際は本当に号泣しましたよ。。。
何もできず指をくわえて帰るしかない自分が不甲斐なくて、、、
- コロナの影響により高騰したカナダへの往復航空費
- 3週間のカナダ滞在費
- 現地の加入した保険費用
- 帰国してから2週間の東京での隔離期間
これらの費用でカナダ渡航前にリゾートバイトで頑張ってきた貯金も底をつき、
再起を図るためのリゾートバイトの求人もコロナの影響により激減し、
海外渡航の目処も一切立たず
何より東京での2週間の隔離期間が僕の心を大きく蝕みました。
僕自身は自ら率先して人との繋がりを断ち何かに没頭することは苦に感じないタイプなのですが
外部からの影響で強制的に人との繋がりを断たれることがこれほど辛いとは思わなかったのです。
今思い返せばこの時から僕の鬱病が始まったのではないかと思います。。。
うつ病になってからの生活
この時期から人を妬み出しました。。。
僕が辛いのになんで周りはこんなに幸せそうなんだ!って、、、
僕のワーホリの夢が断たれたのになんで他のやつらはこんなにめでたそうなツラしてんだ!って、、、
特にインスタなどのSNSを見るのが辛くてしょうがなかったです。
みんな幸せそうな顔してますから。。。
そうなってからは国内でリゾートバイトをして、
どうにか旅感覚を味わって気を紛らわそうとしても
リゾバ仲間に少しでも生意気な態度を取られたり、自分より幸せそうな人を見つけたら
僕自身がその人たちに冷たい態度をとるようになりました。
無視をしたり圧力をかけたりしました。
たくさんの人を傷つけました。
たくさんの人をいじめました。
そして
僕自身もたくさん傷ついてきました。
実は僕自身が発達障害、ADHD「注意欠陥多動障害」とASD「自閉症スペクトラム障害」持ちということもあり
自分が過去にされた事を思い出し頭の中で何度もそれが反芻され無性に腹が立ち苦しんでました。
「ADHD特有の反芻思考やフラッシュバック、イヤーワームと呼ばれる症状」。
それで人に冷たい態度をとるようになりました。
一時期親とも縁を切りました。「のちに復縁できましたが」
この症状にどうしても耐えきれず、心療内科へ行き薬を処方してもらう事になりました。
薬のおかげで症状が軽くなり睡眠作用も働き比較的規則正しい生活が送れるようになりました。
このまま改善に向かってくれればよかったのですが、症状が軽くなった事で今度は別の悩みが生じたのです。
初めは自分がされてきた事が僕の頭を反芻してたのが、
今度は自分が人にしてきた事を思い出し罪悪感に悩まされてきたのです。
- 自分はなんてひどい事をしてきたのだ。
- 自分は最低なやつだ。
- こんな奴「僕」がいても人に迷惑をかけるだけ
- 死んだほうがマシだ、、、
毎日こんなことばかり考えるようになりました。
この罪悪感を拭い去りたい、でも謝罪すべき相手は全て連絡先を断ち縁を切った。
仮に連絡が取れても謝る勇気もない。
どうにか懺悔して楽になりたい。
またしても負の連鎖が始まりました。
おそらくこの時が人生で1番精神的に病んだのではないでしょうか。。。
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どうやってうつ病を改善させてきたか
ここでいよいよ本題です。
僕がどうやってうつ病を改善させたかを段階的に説明します。
ステップ1 親や友人に全てを懺悔した。
前項で話した僕が苦しんでいた罪悪感、懺悔したい事を全て親や友人に打ち明けました。
僕が当時病んでいて親に対して罵詈雑言を吐きまくり縁を切っていた親に連絡を取ってです。
もちろん親を悲しませましたが、
快く受け入れ許されてしまいました。
母親は少し悲しそうでした。
父親は『お前はわしの子や、仕方ない!』
と受け入れてくれました。
するとどこか心が軽くなったような気がしました。
恥も外聞も捨てて自分の闇を打ち明けたからでしょうか?
とにかく心がスッと軽くなったような気がしたのです。
そして父親とこう約束しました。
もう2度と人をいじめない、傷つけないと。
それからの僕は本当にうつ病と真剣に向き合うようになりました。
記事の冒頭で話したように心の骨折と自覚し向き合う決心をしました。
ステップ2 何もしないこと
最低限生活する為に必要な仕事だけはしましたが
それ以外は何もしないことに徹しました。
あれだけ好きだったtwitterも弄らないようにしました。
ある発信者さん曰く、Twitter依存もうつ病の原因になるとのことだから。
ずっと部屋でゴロゴロしてボーッとして、
YoutubeやNetflixなどの動画配信サイト見たり音楽鑑賞したり
スマホゲームして時間を潰しました。
いつまでこの生活を続けるのかとか期間は一切決めませんでした。
余計なプレッシャーを作りたくなかったから。
ひたすらのんびりして自分を甘やかせました。
こんな生活を延々と続けていたら今度は次第にこう思うようになるのです。
ヤバイ、このままではいけない、、、
こう思えるようになればかなりうつ病は改善されてきた兆候だと思います。
うつ病になってしまえば何もする気にならなくたり気持ちが重い状態ですからね。
この『ヤバイ、このままではいけない、、、』とか『何かしなくては』と心から危機感を感じるまでは
何もしない事を継続していて大丈夫です。
この状態もいわば1つの治療なのですから。
大事なことなのでもう1度いいます。
『何もしない時期』の期間は一切決めなくていいです。
たとえ1年2年かかろうと構いません。
これは治療なのですから。
それでは次のステップです。
ステップ3 危機感を頼りに行動を起こす
起こす行動はなんだっていいです。
あなたがやりたい事、してみたかった事、
とりあえず心に感じた事にまず1度体を動かしてみてください。
僕が危機感を抱き起こした行動を列挙します。
一言で言えば健康になるための行動ですね。
- 筋トレを再開した。
- 英語の勉強を再開した。
- 朝起きたらコップ一杯の水の飲む。
- 時々Netflixで気分転換。
- 食事はお腹いっぱいなるまで食べない。
いきなり全部を一気にこなしたわけではありません。
少しずつできるようにしていったのです。
1年以上しなくなっていた筋トレを始めました。
1日腕立て伏せと腹筋20回を日課にしました。
毎日無理なく継続できる最低限の回数と想定して。
結局それも苦痛に感じそうだったので腹筋20回はやめて腕立て20回だけに変更。
英語の勉強も参考書を1日1ページ読む事を目標としました。
「ここで無意識に英語の勉強を選択したのはおそらくまだ自分の中で
冒頭で話した海外を旅したい夢を捨て切れていなかったからだと思う。」
健康に気を使い水を飲む頻度を増やしました。
炭酸ジュースやコーヒーの摂取量を減らして。
食事も腹一杯食べてしまうと体が重くなるしお腹の調子も悪くなるので6〜7割程度に抑えました。
体が軽いと心まで軽くなったような気がします。
筋トレするときも楽になります。
現在鬱の状態のあなたはこれらのことが出来るか不安なはずです。
ですがこのステップにきてるということはステップ2の「何もしない」時期を経てかなりメンタルか安定していますから安心してください。
まとめ
この記事のまとめ
- コロナ鬱で病んでる人は多い
- 鬱は心の骨折で治療に時間がかかる
- 僕がした治療は、
- 1心療内科で薬治療
- 2親や友人に行いを懺悔してスッキリさせる
- 3何もしない自堕落な期間を設ける
- 4落ち着いたら出来る事を継続
現在の僕は上記のステップ3を継続中です。
だいぶ精神状態は落ち着いています。
特に親や友人に懺悔する事と筋トレは僕の精神を安定させるのに大いに役立ちました。
罪悪感を抱いている行いを誰かに話すことはとても勇気がいることだと思います。
嫌われてしまうかもとか軽蔑されてしまう不安があります。
ですが実際に懺悔してみたら意外とみんな受け入れてくれるものなんですね。
僕が思っていた以上に人って優しいんだなって思いました。
そして許された「受け入れてくれた」ときフッと心が軽くなりました。
当時の僕を振り返ってみて思うこと、人は本当に精神的に病んでしまったら、、、
- 通常時じゃまずあり得ないくらいに深く考え込んでしまう
- 相手の気持ちを考えられなくなる
- 自分よがりになってしまう
- 全ての物事を悪く捉えてしまう
- 被害妄想が激しくなる。
こうなってしまうと自分が意図してなくても望んでなくても
人を傷つける言動を取ってしまいがちになる。
僕はそうならないためにもまずは心療内科へ行く事を推奨します。
医者と合わなければ変えればいいし話を聞いてくれるし薬で良くなるかもしれないし、
心療内科へ行く事で現状が悪化することはまずないと思いますから。
冒頭でもいいましたが鬱の治療で大事なのは
- 鬱であると自覚する事
- 些細な体調や心境の変化に築いてあげる事
この記事が少しでも鬱で悩んでる方の役に立てれば幸いです。