前回に続き今回もレンジャー訓練でのいわゆる黒歴史の一つを話していきたい。
タイトルにある通り僕は1度レンジャーバディに山地での想定訓練中で『喝!』を入れられました^^;
バディというのはレンジャー教育の間常に行動を共にしていなければならない相方、いわゆる『運命共同体』というやつだ。
このバディとの相性の良し悪しも過酷なレンジャー訓練を乗り切られるかどうかの重要な要素だと言えよう。
今回はその詳しい経緯を話していこうと思う。
あらかじめ言っておくが僕のバディは仲間思いで優しく、断じて暴力的な人ではないという事だけは覚えていて欲しい。
これは完全に僕に過失があっての出来事だから黒歴史と呼んでいるのだから。
それでは語っていこう。
あれは想定訓練での山地での行軍中の話。
この行軍中に僕らバディに与えられた役割が『前方警戒員』
これは行軍列より数十メートル先を進み周囲の警戒も併せて地図判読やコンパス行進をもって
地図上の現在地を把握しつつ目的地までの経路を進み後続者たちを誘導しなければならない責任重大な役割だった。
なぜ僕たちのバディがこのような役割を任せられたのかというと、
我がバディがとても優秀で地図判読能力も含めて信頼性が抜群だったのだ。
片や僕は地図判読が苦手で足を引っ張りまくるという形になった。
一応行軍間も助教が側についてやり方を教えてもらいながら訓練を進めていくのだが、
既に高いレベルで地図判読能力を習得しているバディの足をどうしても引っ張ってしまったのだ。
加えて最悪なことに体力が尽きるのも僕の方が圧倒的に早く歩く事だけで精一杯の状態になった(^_^;)
本来レンジャー訓練中の『前方警戒員』は
バディ2人で地図判読する人とコンパス行進する人といった役割分担してやっていくものなのに
僕が不甲斐ないばかりにその役割全て僕の相方がする羽目になっていた、、、
これを見かねた助教が遂に僕を後ろから羽交い締めにした。^^;
その状態で『おいバディ、この不甲斐ないお前の相方を一発殴っとけって!』と言い出した。
言われた僕の相方もやはりそれなりに溜まってたところもあるようでその一言で顔から少し闘争心が浮かんできた。
羽交い締めにされたままの僕は「これはグーパンでやられるな、、、」と覚悟を決めた、、
優しいことに僕のバディはグーパンではなく強めのビンタで許してくれたが大の大人のビンタは痛かった、、、
それでもカァッとなってしまった僕はついバディを睨みつけてしまった。
でもバディの顔はものすごく訴えるような目で僕を見つめていた。
側にいた助教に「みろバディの目を。しっかりしてくれ!って言ってんだよ」と言われた。
そのバディの気持ちがヒシヒシと伝わった、、、
すぐにバテて心が折れてしまって申し訳ない気持ちになった、、、
そこからは出来ないなりにもバディが地図判読している時は周囲を警戒するようにしたりと出来る事は
少ないながらも精一杯するようにした。
今回のブログはここまでにしておきます!
これからもレンジャー体験談や自衛隊情報を更新していきやすので楽しみにしてください!
それではまた会いましょう!
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