レンジャー訓練、戦慄の非常呼集、、、
僕が経験したレンジャー訓練の中で最も恐怖した非常呼集訓練について語りたいと思います。
レンジャー訓練における非常呼集訓練とは
一言で言えば緊急事態に対しての即応体制をとるための訓練。
想定訓練という任務を与えられ、山地にて行われる行軍などの訓練開始の合図。
駐屯地内で生活してる中、突如鳴り響く教官の警笛音を聞けば
すぐさま状況開始。
寝てようが飯食ってようが関係ない。。。
警笛音を聞いた瞬間に我々レンジャー訓練同期たちは一目散に戦闘服に着替え
装具を装着し集合場所へ駆けつけなければならない。
その後飲まず食わずの行軍などの訓練開始。

この記事では、僕が経験したいくつかの非常呼集のケースをシェアします。
この記事を読む前に下記の関連記事を読んでくれた方が理解しやすいと思います。👇
レンジャー訓練、初の非常呼集のケース

寝てる時に笛が鳴り一目散に飛び起きて着替えてる状況。左手前から2番目が僕。
初めてのレンジャー訓練での非常呼集は、23時の消灯時間を知らせるラッパが鳴り終わると同時に来ました。
と言ってもいきなり笛を鳴らしてきた訳ではなくちょっと優しかった。
ラッパが鳴り止むと同時くらいに教官、助教たち数人が僕たちのいる寝室に入り音楽をかけてきた。
曲名はかりゆしの『オワリはじまり』笑
寝室の中でこのかりゆしの曲が流れている。
『この曲が終わると非常呼集が始まるぞ』『心の準備しとけ』
というメッセージだ。
そして曲のエンディングを迎えた。
その瞬間、
ピィーーー!!!!「警笛音」
レンジャー非常呼集!!!
〜時までに戦闘服に装具を装着し〜まで集合せよ!!「教官の声」
この瞬間から状況開始。
この警笛と教官の声と共に僕たちレンジャー学生たちは
一斉にベッドから飛び降り戦闘服に着替え装具を装着し指示された場所へ時間内で移動し
速やかに訓練に入っていった。。。
レンジャー訓練、食事中の場合

食事中に警笛がなり助教たちが食事を煽っている図
レンジャー訓練中の非常呼集は本当にいつ笛がなるのかわからない。
そう、食事中であってもだ。
当時僕たちレンジャー学生はいつものように駐屯地内の食堂で食事に行きました。
食堂内のテーブル上には僕たちレンジャー学生が速やかに食事に移れるように『レンジャー専用』と書かれた札が置いてある。
ある1人のレンジャー学生が後ろにいた助教にボソッと
『その札を裏返してみろ』と言われ裏返してみればなんと、、、👇
『レンジャー非常呼集』
と書かれていて僕を含めたレンジャー学生がゲェ!!ってなった瞬間に
ピィ!!!
レンジャー非常呼集!!「教官の声」
この瞬間に助教たちがわんさか現れてきて
『おい早よ食えー!』『急げー!』と煽ってきた。
みんな必死にご飯を口に詰め込み急ぎました。
早く食べられない人はお茶を米にかけてから口に流し込んでました。
食べた後も助教に急かされながら集合場所へ行き
いつも通り座学形式で状況の説明を聞いたり任務や役割を与えられて、
山地へ赴きました。
1番辛かったレンジャー非常呼集訓練ケース、、、
僕が個人的に1番辛かった非常呼集のケースは
マッサージ中の完全リラックス状態での非常呼集でした。
これはどうゆうことかと言うと、
レンジャー訓練後半の実践訓練では普段は我々レンジャー学生が立てた1日のスケジュールを基に生活します。
その我々が立てたスケジュールの中に前日の想定訓練で疲れ切った身体を同期同士でマッサージして回復する時間がありました。
この完全に気持ちがリラックスしてるスキを突かれ警笛が鳴らされた時は本当に泣きそうでした。👇

リラックスしてる時間を不意に奪われ泣きそうになりながら大急ぎでバディと2人でベッドメイクしてる僕。。。笑
まとめ
今回シェアした非常呼集の体験談は如何でしたか?
この非常呼集だけでも結構気が滅入りますが、まだまだ序の口で、
てかあくまでこれは想定訓練の始まりに過ぎず
ここから山地にて
食べさせない、休ませない、寝かさない
地獄の行軍訓練が待っています。
次の記事では
僕が想定訓練を繰り返すうちに起きた身体の異常な変化や行軍の詳しい話もシェアしていきますので楽しみにしててくださいね!
それではまた会いましょう!
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